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肩の痛み・肩のコリ・頭痛と内臓症状(胃、肝臓、心臓、肺、腎臓)

2019.01.15 | Category: 肩こり・肩の痛み・頭痛と関連する内臓症状

内臓の働きが低下していたり活発でないと、肩こりや腰痛として反映されやすい状況にあります。慢性的に長年抱えている肩こりや腰痛はその状態が内臓の働きを低下させることになります。また内臓の状態の低下が肩こりや腰痛に反映されている場合は、肩や腰だけを施術しても肩こりや腰痛は改善しない場合が多くあります。その臓器が低下するときに身体に反映される腕や脚や頭・お腹・お尻などを併せて施術する必要が生じます。肩や腰の違和感は内臓の状態を反映する鏡になっていることは案外多くあります。

1、肩コリと胃の症状の反映

胃の症状がある場合には両肩に肩こりを感じるケースが多いです。

胃痛の場合には他に胸椎6番から胸椎10番までが左側が盛り上がったような感じになります。右の脛(すね)の部分も張っています。

胃下垂の場合には他に胃がある左の肋骨が下がっています。腰椎1・2番も下がっています。また首の横の筋には副交感神経が通っているのですが、そこの部分もコリます。また胸椎3・4番は交感神経を調整する場所ですがそちらにもコリがあります。お腹の部分にもコリがあります。

胃潰瘍の場合には他に首の横の筋、胸椎2・9・10番の右と胸椎8・9・10番左側がコリます。また右足の踵の外側の部分にもコリがあります。

胃ケイレンの場合には胸椎8・9・10・11番左側、胸椎8・9・10番の右側、腰椎2番外側がコリます。首のコリが強い場合には吐き気などありますので、胸椎3・4番を調整して自律神経を整えます。またふくらはぎにもコリがある場合が多いです。

胃痛、胃下垂、胃潰瘍、胃ケイレンともに共通して胸椎6番右側にコリができます。

胃の症状がある場合、腰椎1・2・3番左側も肩こりに併せてコリがある場合が多いです。

 

2、肩こりと肝臓の症状の反映

・肝臓は体の中の化学工場と言われており、体に悪い物の解毒、体が酸性やアルカリ性に傾き過ぎている時の中和、脂肪・タンパク質(アミノ酸)、グリコーゲンからエネルギー源の生成貯蔵などを行っています。胃腸、膵臓、脾臓などから静脈血により肝臓に運ばれ処理されます。そし処理された血液は小腸により心臓に送られます。

・肝臓の働きが悪いと毒素を処理する機能や酸アルカリバランスが落ちるため、中毒になりやすい、湿疹や皮膚病やアレルギーなどを起こしやすくなります。悪阻(つわり)や虫歯になりやすいなどもそうですし、風邪や伝染病、肺結核、梅毒,ガンなどに対しての抵抗力にも関係しています。

・肝臓の働きが落ちるとエネルギー生成貯蔵の機能が落ちるため、お乳の出が悪くなります。エネルギーが少ないとホルモンの生成能力が落ち更年期障害、不妊症などにも関係しています。偏食も肝臓の影響が大きいです。また肝臓と甲状腺の働きが悪いと頭髪が少なくなるとも言われています。

・肝臓は腎臓の排泄機能が落ちている時でも、肝臓が元気に働いているとそれを中和してくれて体全体への影響を少なくしてくれます。腎臓・肝臓共に働きが悪くなると体に出てくる症状として多いのは、疲れやすい、頭痛、高血圧、耳鳴り、胃酸過多、リウマチ、むくみ、精神的不安など様々な症状が誘発されやすい状態になります。肝臓と腎臓は心臓の働きのも大きな影響を与えています。人が死ぬときにはこの3つの臓器の機能が低下することが大きな要因になります。

・肝臓自体は沈黙の臓器と呼ばれており肝臓自体に肝硬変や肝臓萎縮などの症状に至るまでには、かなりの時間がかかりますし、早く症状が出る場合はかなりの負荷が肝臓にかかっていいる場合になります。(ウィルス性肝炎は別として)二日酔いや中毒などの時にそれを処理するために肝臓が拡がってくれるときは、毒の抜け方が早いのですが、拡がり悪いと長くかかります。また毒素が多く肝臓に行く場合には肝臓は広がったままになり解毒能力が低下してしまいます。縮んだり拡がったりをスムースに繰り返すことができる状態が良い状態になります。

肝臓の機能に異常がある場合には右肩に違和感を感じる場合が多いです。

他に
頸椎6・7番(右首全体にコリ感がある)、胸椎2・4番(右肩甲骨に内側にコリ感が強い)、胸椎8・9・10番右側、手の付け根の肩甲骨付近、右骨盤が開く、恥骨周辺、坐骨内側、肛門周辺、右内股、膝の上の外側、足の親指・薬指などの部分にコリが生じます。これらのコリをほぐし肝機能の低下を緩和に導きます。特に頸椎と肩甲骨の内側の部分は目のピントを合わせるときに重要な部分なので目の状態にも大きな影響を及ぼします。

・腰椎1・2・3番の右側は肝臓を縮ませる作用があります。胸椎の9番の右が肝臓を拡げる作用があります。肝臓に機能低下があるときにはコリが生じます。内臓の影響で腰痛になるときは肝臓機能低下による場合が最も多いようです。

 

3、肩コリと心臓の症状の反映

心臓に異常がある場合にコリを感じやすい場所は、頸椎2・6・7番、胸椎1番の高さで肩甲骨の近くこれらは副交感神経の働きに関係する場所で心臓を落ち着かせる作用に関係する場所になります。

胸椎2・3番は大脳の働きが高ぶりすぎるとき、少し頭の中が混乱しているときに凝りやすい部分になります。

胸椎4・5番の左側は交感神経の働きを調整します。心臓に疼痛を感じるときに凝りやすい場所です。胸椎1・2・3・4番左側は心臓の働きを良くします。

胸椎8番、頸椎7番は心臓の大動脈を拡大し血圧を下げてくれます。胸椎10・11・12番は内臓を拡張する神経が出ている所なので胸椎8・10・11・12は脈管運動を調整する場所になります。

また頭の過労、感情の過労は腰椎2・4番の外側と胸椎8・9・10にもコリが生じやすいです。

心臓がドキドキする場合には上腹部と左上腹部にコリが生じている場合が多いです。

心臓の症状を抱えている時は左肩に違和感を感じる場合がよくあります。

 

4、肩コリと呼吸器の症状の反映

肺の運動を主に行っているのは、頸椎3・4・6・7番から出る副交感神経と胸椎3・4番からでる交感神経が動きを支配しています。特に頸椎6・7番から出る副交感神経が肺の運動を主宰しています。また胸椎3・4・5・6・7番からは直接、肺中枢へ行く神経が出ており肺と密接な関係があります。首に故障があり副交感神経の働きが低下すると肺にうっ血や充血が生じやすくなります。

気管や気管支は頸椎3・4・6・7番の副交感神経、胸椎1・2番から出る交感神経がその運動を司っています。

肺や気管や気管支のの血流が悪くなっているときは、鎖骨の上下にコリが生じ肺へ行く血管の動きを阻害しています。また鎖骨の上の部分からは腕へ行く神経が通っているので腕にもコリが生じます。特に肺炎や咳がひどいときにはこれらのコリを調節する必要が出てきます。

息を吸うときに下腹部まで十分に息が入らず腹式呼吸が充分に出来てないときは、上腹部・左上腹部・中腹部にコリが生あることが多いです。またこのような時は、怒り・焦燥・悲しみ・食べ過ぎなどの場合が多いです。腹部のコリと共に腰椎2番外側のコリを調整すると呼吸が下腹部まで入りやすくなります。

体が疲れてくると脚の裏側の筋肉が縮んでしまいます。その縮みを解消すると呼吸するのが楽になります。

 

5、肩コリと腎臓の症状の反映

腎臓は体の中で最も重要な排泄器になります。体の一部の臓器というより排泄能力が衰えると体全体に影響が及んでしまいます。腎臓からは心臓を円滑に動かすための物質が出ています。腎臓が弱ると心臓も弱ります。腎臓の能力が高ければ疲れにくく、体が軽くなり良く動けるようになります。

・排泄能力が鈍り、体の中に酸が多くなるとそれが胃酸に回り胃酸過多の状態になります。これが長い間続いてしまうと、胃酸によって胃が自己消化する状態になり胃潰瘍に発展しやすい状態が生まれます。また皮膚の状態にも大きな影響を及ぼします。排泄できない分を皮膚が何らかの症状で代償する状態になるケースも多いです。皮膚の状態は腎臓・肝臓・脾臓・肺の状態と密接に関連しています。

腎臓の排泄能力が落ち、その代償を肝臓が行う時間が長くなると今度は肝臓が腫れてしまった状態が続き肝機能が低下してしまいます。宴会中毒や栄養過剰の状態が長く続くと腎臓肝臓が腫れた状態が続き機能が低下してしまいます。最初は小便が近くなり、そのうち段々出が悪くなりという状態になります。
・腎臓の排泄能力が低下し腫れてくると、老年の方は理屈っぽくなり頑固になる割には実行力がなくなる・中年世代の方は利己主義になる・子供はハシャギすぐる・という傾向になる場合が多いようです。子供はこの後に風邪を引き腎臓の調整を自然と行うケースが多いようです。

・頬が赤く段々とその赤さが上に昇り瞼が下がってくる、という傾向が多くある人は腎臓の影響が心臓に影響している場合が多いようです。心臓肥大の主な理由は腎臓にあるケースが多いようです。

偏頭痛、後頭部痛、前頭部に刺すような痛みがあるなどの頭痛は腎臓機能の低下が原因である場合が多いです。血管が硬くなり頭痛を誘発することが理由になります。他に倦怠感、疲労も。
・腎臓機能が悪くなり起こる症状は、胃痛、胃酸過多、頭痛、精神的疲労、倦怠感、疲労しやすい、のぼせ、高血圧、目の疲れ、皮膚症状、小便が近いまたは出にくい、リウマチなど、歯槽膿漏、蓄膿の一つに要因でもあります。

腎臓機能が低下している時に影響が出る部分は、頭痛・目の疲れなどに反映されます。

他に胸椎10・11・12番は腎臓と副腎を動かす部分なのでこちらにもコリが出ます。胸椎5番、頸椎4番、手首・足首の部分にもコリが出やすくなります。

また腰椎1・2・3番の背骨のすぐ脇と脇腹の近くにコリが生じやすくなります。

 

参考文献

野口春哉 整体操法読本

野口春哉 健康生活の原理 全生社

井本邦昭 整体法・わかりやすい肩の講座 三樹書房

別所愉庵 ねじれよゆがみ 晶文社

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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